刀 無銘(直江志津兼延) | |
---|---|
時代 | 古刀(南北朝時代)美濃 刀身ランクA |
鑑定 | 特別保存刀剣鑑定書 |
付属品 | 朱石目地塗鞘打刀拵・白鞘 付属品ランクA |
寸法 | 長さ二尺三寸四分 反り五分 元幅2.96cm 元重ね0.75cm 先幅2.13cm 先重ね0.58cm 重さ728g |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅広く、元先の幅差あまり目立たず、重ね厚め、反り尋常につき、中切先少し延びる。 |
鍛 | 板目肌よくつみ、地沸よくついて、地景入る。 |
刃文 | 互の目にのたれ、尖り刃を交え、よく小沸ついて、足・葉入り、金筋・砂流し盛んにかかり。明るく冴える。 |
帽子 | のたれ込んで、先掃きかける。 |
彫物 | 表裏に棒樋を掻き流す。 |
茎 | 磨上げ、鑢目勝手下り、先切り。 |
はばき | 銀一重。 |
説明 | 大和から美濃国志津に移住した三郎兼氏の門人達が南北朝期に同国の直江に拠点を移したことにより、それらの刀工群を総称して直江志津と呼んでいます。兼友、兼俊、兼延などは直江志津の代表的な刀工として知られています。極めて健全な一振りで古研ぎながらも出来の良さが窺えます。 |