実際に過去にあった質問等を会話形式で説明していきます職業柄周囲の人達からよく言われているものが大半です。言い換えれば多くの方が知らないことだろうと思います。美術刀剣に対する偏見、誤解等をなくしご理解される方が増えて欲しいと思います。
1、刀なんか持ってて銃刀法違反じゃないの?
銃刀法違反なんかじゃないよ。ちゃんと一振りごとに都道府県の教育委員会の登録証がついてるでしょ?これがあれば合法なんだよ。必要があれば持ち運びもできるしね。名義変更だって簡単だしね。ただし護身用としての携帯をしたら捕まるよ。(当店では変更手続きの方法がわからない方にはご説明します)
2、警察の許可、免許はどうなんだ?
警察への届け出は新規発見の時だけだよ。許可証を発行した教育委員会に名義変更の葉書を郵送するだけだよ。特に所持するために資格や免許は必要ないから。
3、家から刀剣類が見付かったらどうするの?
最寄の警察署に現物を持参して発見したことを説明すれば手続きをしてくれるよ。ただし正式に許可証が貰えるのは登録審査に合格して美術品に値すると判断されないと駄目だね。許可されない例は粗悪な軍刀、銃剣などの完全な兵器は無理だよ。ようするに伝統的な方法で製作されていないと駄目ということになるね。
4、海外から購入(輸入)できないの?
できるよ。これも審査に合格できればね。ただし海外オークションなど現物を見ない取引は注意が必要だよ。粗悪品か偽銘が多いから。最悪、破棄を命じられちゃうから。(たまに魅力的な出品もみかけます。すべてが自己責任になると思います。言葉の違いもありますからよく質問などしてトラブルを回避しましょう)
5、保管の仕方は?
手入れは簡単だよ。後は湿気や乾燥に気を配れば平気なんだけど、日本家屋が理想だけど近年では気密性が高いから注意したほうがいいかも。
6、自分で研げないの?
それは無理、ただ研ぐなら簡単だけど、致命的なことになるよ。美しく仕上げることは不可能、研ぎ師の方に頼まないと。(詳しくはこちら)
まだまだ追加していきます
基本的に登録制度には賛成です。商品管理としても役に立つこと、また少なからず所在を明らかにすることにより犯罪防止にもなっていると思います。また登録証が付いていれば最低限美術品であることの証ではないかと思います。(一部には疑わしい物もありますが)ただし根底に美術品としてより武器として見る考え方があると思います。戦後のGHQの政策のせいですが。このいまだに偏見があります。日本人にとってなじみであった刀剣が一気に遠い存在になってしまったのです。ある意味廃刀令よりも酷いものであったと思います。もう少し審査が気軽に出来る環境にして欲しい物です。