日本刀の価値とはどんなことで決定されるか解説します。また現在の基準の欠点も解説します

日本刀の価値決定には多数の要因が絡んでいて一概に言い切れないものですが私の思う範囲でかきますので100%盲信しないでください。

主な基準・・これを総合的に判断して価値がきまります。

  1. 健全であるかないか傷の有無。
  2. 五カ伝本国の流派に属しているかそれとも脇物と呼ばれる郷土刀か。
  3. 在銘品であること。年紀入りであるとさらに良い。無銘品か。
  4. 位列で上位に掲載されている有名一流工の作品であるかないか。
  5. 真正であること。鑑定書があったり、国指定の文化財であるかないか。
  6. 同一作者でも出来が良いか悪いか。

日本刀は他の美術品とは違い、昔は実用の武器であり消耗品でした。よって戦の度に研磨されて研ぎ減りしていきます。減ったらもう後からたすことはできません。よって健全であることが最重要です。この健全さでは新刀は有利です。しかし古刀には新刀にない奥深さがあります。また傷にも実用上問題になる傷と鑑賞上問題になる傷があり減額の割合はまちまちです。

一応古来より五カ伝本国が賞賛されています。たしかに名工も多く鍛刀の本場です。ですが郷土刀にも優れた作品が多数あります。日本人はブランド好きというのがここにも現われていると思います。童子切の作者の安綱も鑑定上では脇物に属する鍛冶ですが名品を残しています。脇物は差別的な意味もあり刀工には失礼かもしれません。

在銘が好まれます。銘によって注文打ちや改心の作であったとわかるほどです。また個人が確定されているので精神衛生的にも良いです。ただし夢はありません。無銘は想像がかきたてられるものです。影打や献上品であったためにあえて無銘の素晴らしい作品もあります。無銘といっても侮れません。無銘に偽銘なし、ただし極めには注意です。

位列は先人が試行錯誤したものですので参考になります。作位が高いはずなのに、この刀の出来が悪いといった場合は偽物です。ただし作者によっては出来に差が激しい場合もあります。問題点はただ位列高いというだけで出来は良くないが高価になるといった弊害もあります。

どんな物でもそうですが本物でないと二束三文にしかなりません。よって鑑定書付きは安心できますし業者間でも喜ばれています。しかし精密な偽鑑定書もあり注意が必要です。また古い折り紙には合わせ折り紙の物があり刀身を精査しなくてはいけません。国宝になるとおそらく凄い価格になると思います。そのために偽物を作り国宝に指定された例もあるらしいです。

作者によって価値が決まります。例えば正宗ならどんなものでも100点です。厳密に刀身の出来のみで判断され高名高位にとらわれない価格基準になると良いと思います。

まとめ

これは私ならこういう所を見るなぁというポイントです。完全な我流です。ご参考までに。